近所に内緒で売却したい

不動産売却に関する質問近所に内緒でマンションを売却したい!

いま住んでいる分譲マンションを売りたいのですが、同じマンションに住んでいるママ友や、近所の知り合いに内緒で売ってもらうことはできますか?

マンションの売却理由が離婚なので、あまり詳しいことを他人に知られたくありません。

近所に内緒で売ることができるのか?
どうすれば内緒で売れるのか?

また、知られないように気を付けることがあったら教えてください。

紗栄ちゃん
紗栄ちゃん
近所に内緒で売ってほしいってよくあるんですか?
不動さん
不動さん
「なるべく知られたくない」という人を含めると、けっこうありますね。

家を内緒で売ることはできます。ただ、一戸建てに比べるとマンションのほうが、住戸が接近しているため売り出し中にバレてしまうことがあります。

あと大事なことですが、家を売却するのは売主だけではできません。広告活動や売買契約などに不動産屋の協力が必要になってくるでしょう。

売主と不動産屋が「近所に知られない」という共通意識をもって、目的とするゴール(売却・引き渡し)に向かわなければなりません。

不動産屋には事情を話して!

不動さん
不動さん
よくトラブルになるパターンとして、不動産屋にも黙っている売主さんがいます

不動産屋(宅建業者)には、売却理由や言い難いことも包み隠さずに相談して問題ありません。不動産屋は仕事を通じて知り得た個人情報を他人に漏らしてはいけないことになっています。

宅建業者には「秘密を守る義務」があり、正当な理由がある場合でなければ、業務上取り扱ったことについて知り得た秘密を他に漏らしてはなりません。宅建業を営まなくなった後であっても同様です(宅建業法45条)
全日本不動産協会 Q&Aより

不動産屋には「会ったときに話そう」と思われる方(売主)が多いのですが、できるなら電話やメールで事前に伝えてくださったほうがトラブルがありません

  • 社名が入った社用車で乗り付ける
  • 加盟店のジャケット着用で訪問(センチュリー21など)
  • エントランスのオートロックで会社名を名乗る

何も知らされていない不動産営業が、最初にお宅を訪問するときに上記のような行動を取れば、売り出す前にご近所にバレてしまうことになりかねません。

内緒にすると売りにくくなる

紗栄ちゃん
紗栄ちゃん
近所に内緒で売るには、どうするんですか?
不動さん
不動さん
広告方法を限定するんだ。
具体的には近所にチラシを撒かないようにする。

ご近所に内緒でマンションを売却するときには、チラシをまかない・オープンルームをやらない、というのが原則です。

不動産を購入する見込み客というのは、意外に近くに住んでいる方が多いものです。家を買いたいけれど、現在の環境も変えたくないという人が多いのです。

チラシ・オープンルームをやらないで売り出すと、もっとも購入動機の強い近隣エリアに住んでいる見込み客に物件情報が届かない可能性が高くなります。

紗栄ちゃん
紗栄ちゃん
代わりに力を入れるところはないんですか?

ご近所に内緒で家を売りたい場合は、インターネットの広告に特に力を入れます。購入客が売り出し中の物件を見学することを「内見」とか「内覧」というのですが、これもなるべく少なくするようにします。

インターネットの物件情報には、室内写真をなるべく多く掲載します。見せるべきものは全てネット上で見ていただいて、内見はその確認だけをするというのがベストです。

期間を区切ることも必要

近隣にチラシを撒かないと言うのは、デメリットなんです。ですから不動産屋としてはなかなか売りにくい物件であることは間違いありません。

紗栄ちゃん
紗栄ちゃん
でも、いつまでも売れないのも困りますよね?
不動さん
不動さん
そうなんだ!
だから、「2ヶ月間、内緒で売ってダメだったらオープンにする」と言ったように事前に期限を決めるほうが良いと思うよ。

売りたいのに売れない状態が長く続くのは、精神衛生上もよくありません。しかも離婚による売却では一刻も早く不動産を処分したいものでしょう。

近所には内緒のまま売ろうとしたら、物件の販売価格を下げるしかありません。不動産は安ければ必ず買う人が出てくるからです。売れるまで何度も価格を下げていくので辛いかもしれません。

私は、売り出す前に「内緒で売っても2ヶ月間売れなかったら、情報を公開しましょう」と提案しています。期限を区切ることで売主・業者ともに頑張ることができますし、期限内に結果が出なかったとしても開き直ることができます。

紗栄ちゃん
紗栄ちゃん
最初に期限を決めるのが大事なんですね
不動さん
不動さん
決めずにスタートするとダラダラ過ごしてしまうからね

内緒で売るには専任が向いている

たとえ相手が不動産屋とは言え、売主にとって話しにくいことはあります。多くの不動産屋に事情を説明するよりも、信頼できる営業マンを見つけて、専任媒介でガッチリやっていくのが向いていると思います。

最後に繰り返しますが、「ご近所に内緒で売る」という共通意識のもと売主と不動産営業がゴールを目指さなければなりません。

あなたの思いを受け止めて、ゴールに導いてくれる営業は決して多くはありません。また、会社名やCMのブランドイメージで選んでもいけません。

少なくとも4人以上の不動産営業に会い、話をしてから決める必要があります。

一括査定サービスでは、家の売却が得意な不動産会社が参加しています。また、相談と査定は売却実績が豊富な営業が担当するのが普通です。

実際に会って話をしたうえで、営業ごとの違いをあまり感じなかったら、話した時の印象や個人的な相性で営業を選んでもかまいません。きっとその営業さんがあなたのベストパートナーになってくれるでしょう。


街の不動産屋では300万円損する?

地域密着がうたい文句の街の不動産屋は
売却依頼をもらうまでは、とっても丁寧で誠実そう・・・

しかし、媒介契約を締結(売却の依頼)した途端に
横暴な態度に豹変する営業も、少なくありません

コンプライアンス遵守と企業イメージを大切にする「大手不動産会社」なら安心

販売実績・広告宣伝費も多い、大手に頼むなら すまいValue

2320すまいValueの不動産仲介大手の6社
  • 三井のリハウス
  • 住友不動産販売
  • 東急リバブル
  • 野村不動産ソリューションズ
  • 小田急不動産
  • 三菱地所ハウスネット

大手6社が、あなたの売却提案を競い合う
すべて無料!すまいValue

【お申込みに際してのご注意】

すまいValue 参加の大手不動産会社は、火曜日・水曜日が定休日の会社が多くあります。
月曜の深夜〜水曜日に査定のお申し込みをいただいても、ご連絡や査定結果の報告が木曜日以降と時間がかかるタイミングが発生します。あらかじめご了承ください。
査定結果のご連絡方法は、メールと電話をお選びいただけます。お申込画面でご指定ください。